PROFILE
- H.K
- システム事業本部
デジタル・テクノロジー事業部
2013年入社/人間文化研究科 生物科学専攻卒
大学院では生物科学を専攻し、ヤツメウナギの研究に没頭する。就職活動ではプログラミング未経験ながらIT業界を志望。様々な業界のシステム開発に携わることができる点に魅力を感じ、アドソル日進を選ぶ。新入社員研修や資格取得制度の充実ぶりも入社の決め手になったという。入社後は公共システムを数ヶ月担当した後、現プロジェクトに参加する。
20年以上稼働しているシステムを、
どう次世代に引き継ぐか。
現代人の生活に欠かせないアイテムの一つになりつつあるクレジットカード。アドソル日進では、その中でも世界中で利用できる国際クレジットカードの基幹システムにおける開発や保守運用の様々なプロジェクトに長く深く携わっている。今回、紹介するプロジェクトはその中の一つ。売上に対しての残高照合や金額処理を行うクレジット会社の経理システムの保守運用に関わるプロジェクトだ。今や社会インフラといっても過言ではない、クレジットカードのシステムをどう安定的に、どう時代の求める変化に対応させていくか。若手SEの奮闘とともに紹介していく。
このプロジェクトの
始まった背景を
教えてください。
まず、金融系のシステムの特徴として、規模の大きさと運用期間の長さという2点が挙げられます。この経理システムも例外ではなく、すでに20年以上稼働しているシステムでした。その結果、この保守運用のプロジェクトにも長期にわたって参加しているベテランのSEの方が多く、そのノウハウが彼らに集中してしまっているという状況がありました。その一方で、経理システムを取り巻く状況は常に変化しています。例えば、消費税の税率が一つ変わっただけでも、システムへ即座に反映させなければなりません。そこで、金融システムとしての安定性を保持しながら、ベテランSEの持つノウハウを若い世代に引き継ぎ、時代の求める変化に対応できる体制を整えていく。それが、このプロジェクトのもう一つのテーマでもありました。
このプロジェクトに
参加が決まった時の気持ち、
その後の役割は?
私が参加したのは約5年前。入社2年目の冬です。以前、クレジットカードの異なるプロジェクトに参加していたので、クレジットカードシステムの基礎的な知識はありました。ただ、今回のプロジェクトで使用しているプログラミング言語は全く異なり、未経験同然。正直、不安を抱えたままのスタートでした。さらに、プロジェクトチームには当社以外のSEの方も多くいて、その中で私は年齢も経験も一番下だったのですが、このプロジェクトのリーダがアドソル日進の先輩社員だったため、私は加入時からリーダの補佐役を務めることに。その点に関してはプレッシャーでもありましたが、同時に大きなやりがいでもありました。
プロジェクトを進めるうえで
苦労した点、
うれしかった瞬間は?
業務では実際のデータを使用してプログラムを動かし、正常稼働を確認するテストを日々繰り返していました。その中で、ある時システムの大きな改変があり、何百ケースもテストを実施することになったのです。さらに、テスト進行中に通常進行の売上締め日や請求処理日などがあり、スケジュールを調整しながらテストを実施しなければなりませんでした。テストが集中した時期は肉体的にも精神的にも疲労困憊気味に。ただ、こうした忙しい時ほどチームの雰囲気づくりが大切です。私は他のチームとの調整を図って作業負担を軽減したり、休日に気分転換したり、集中できる環境作りを心がけて乗り切りました。
このプロジェクトの未来、
あなた自身の今後の目標を
教えてください。
クレジットカードはすでに社会インフラであるが故に、そのシステムは強固な安定度を求められます。しかし、同時に「お客様や時代のニーズに応じて新しい機能をどう追加するか」や「日々進化するテクノロジーをどうシステムに取り込むか」といった課題にも応えていかなければなりません。さらに現在、ベテランSEの方々の経験で支えられている部分を、次世代に引き継ぐ役割も私たち若い世代のSEには託されています。クレジットカードやプログラミングに関する知識と技術をもっと身に付けることで、その期待に応えることができればと考えています。
- アドソル日進の、
ここが魅力! - 業務領域が多岐にわたるところです。幅広い業界のシステム開発などに携われますし、SEとしてチームに参加したとしても営業的な業務で活躍している人もいます。私のような全くの未経験者でも、活躍の場は数多くあります。さらに資格取得に対する研修も充実しており、技術力を向上できるのはもちろん、積極的に取得することで社内での自己アピールにもつなげやすいと思います。資格取得により報奨金をもらえる制度もあり、モチベーションを維持しながら自分のやりたいことに挑戦できる環境です。