PERSON 02

初めての外国人SEメンバー。
文化の違いから
学ぶことがあった。
J.T
システム事業本部
社会システム事業部
2010年入社
工学部卒

入社動機と
これまでの仕事について

大学時代はアンドロイドのアプリを作り、実際に端末に入れて動かすことができるプログラムを組んだりしていました。就職活動では情報系の会社に絞っていましたが、どこも雰囲気が合わずに悩んでいると、研究室の先輩の知人が当社を紹介してくれました。その方から「アドソル日進は明るい職場で人と人とのつながりが強い会社だ」と教えてもらい、実際に大学で行われた説明会に参加すると、採用担当者も先輩社員も物ごしがやわらかく、話しやすい雰囲気でした。その結果、自分自身も素を出して話すことができ、納得して入社することができたのです。入社後の研修では、大学で勉強していたプログラミング言語との違いに戸惑いましたが、ゼロからスタートという気持ちで割り切って臨みました。1年目は電力会社の業務支援システムを担当。自分自身の技術が足りず、とても苦戦しなかなかスケジュール通りに進めることができませんでした。しかし、先輩が常に気にかけてくれ、時には一緒に残ってプログラミングのコツを教えてくれることもあり、何とか乗り越えることができました。今振り返ると、作業のフォローはもちろんですが、気にかけてくれている先輩がいるということで、精神的に落ち着けたのが大きかったのだと思います。その後は2つのプロジェクトに参加し、3年目には自ら開発に携わった製品が世の中に出る喜びも経験することができました。

現在の仕事内容と
やりがい

現在は、ネットワークカメラの顔認証制御システムの開発プロジェクトにプロジェクトリーダとして携わっています。ネットワークカメラで撮影した顔画像をリアルタイムに解析し、あらかじめ登録していた顔画像と照合することで、同一人物かの判定結果を即時通知するシステムです。また、撮影した顔画像から年齢や性別、人種の判定や過去に撮影した顔画像を検索することも可能になっており、このシステムは国際空港の入国ゲートやデパート、食品会社の工場など、高いセキュリティが求められる場所に設置されています。私は入社2年目に半年間、カメラの監視システムに携わっていたのですが、その時は担当する作業量に自分の技術が付いていかず、苦しい思いをしました。今はその時の経験も活かし、プロジェクトリーダとしてお客様との仕様の取り決め、スケジュール管理や各メンバーの作業結果の管理といったマネジメントを担当。またリーダ業務と並行して、自分自身も開発にも携わっています。プロジェクトリーダとして最も苦労しているのは、やはり人財のマネジメント。今回は中国人のSEの方々を採用したのですが、彼らは技術的には問題はなかったものの、日本語での作業やコミュニケーションに不慣れということもあり、情報伝達で苦戦しました。それでも逆に、異文化を理解するきっかけになりましたし、その国の文化や慣習に合わせてマネジメントを工夫することも学びました。この経験は今後更にグローバルな環境でのシステム開発も増えるなか、必ず役立つと思います。

今後の目標と
会社の魅力

今後の目標は、より規模の大きなプロジェクトリーダを務めてみたいと思っています。これまで携わったプロジェクトは10人弱の小規模のものがほとんど。10人以上の規模をマネジメントすることで、自分の成長速度をさらに上げていきたいですね。当然、人数が増えることでコミュニケーションはより複雑になり、難易度も上がると思います。メンバ一人ひとりの技術力を考慮しながら綿密なスケジュール管理も必要になるでしょう。しかし、それでも予想外のトラブルは必ず起きます。その時、プロジェクトチームがいかに協力し合い、乗り切ることができるか。そのためには、単純にプロジェクトの目的や情報を共有するだけではなく、プロジェクトに対する”想い”までチームで共有することが大切です。そんな一体感を生みだすことができるマネジメント力を高めていきたいですね。そして、そのことを一番最初に学んだのは、1年目のときの先輩の後輩に対する気遣い、優しさ。先輩たちがそうしてくれたように、今度は私自身が周囲を気遣い、支える番だと思います。

これまでのキャリア

1年目
大学時代に学んだプログラミング言語と異なり、ゼロからのスタートでした。
1年目
苦しくも先輩の気遣いに助けられ、その後の基礎を築くことができました。
2年目
仕事量に技術力が追いつかず苦しむも、そこを乗り超えたことが大きな自信に。
3年目
アンドロイドの開発に携わり、自分が関わったものが世の中に出る喜びを知りました。
4年目
初めてのプロジェクトマネージャ。初めての外国人メンバー。勉強の日々でした。